― DSK6713IF-A,B,C / DSK6146IF-A,B,C / DSK6455IF-A,B,C / DSK5510IF-A,B,C ― |
■ 機能について
Q1 |
搭載されている機能はどのようものがありますか。 |
A1 |
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同時変換16ビットA/D変換、同時変換16ビットD/A変換でタイプによるチャンネル数は下記の通りです。
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Aタイプ |
Bタイプ |
Cタイプ |
A/D変換 |
8チャンネル |
4チャンネル |
2チャンネル |
D/A変換 |
4チャンネル |
2チャンネル |
2チャンネル |
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・ |
A/Dサンプリング周波数、D/A変換周波数は1kHzから200kHzの範囲で段階的に選択可能です。 |
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ディジタルI/O 入力8ビット 出力8ビット+2ビット |
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ユーザーディップスイッチ 4回路(プログラムデバックに便利です) |
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ユーザーLED 4回路(プログラムデバックに便利です) |
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A/D内部サンプリングクロックジェネレータ(指定により32段階) |
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D/A内部サンプリングクロックジェネレータ(指定により32段階) |
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A/D外部サンプリング入力端子 |
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D/A外部サンプリング入力端子 |
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A/D外部サンプリング出力端子 |
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D/A外部サンプリング出力端子 |
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Q2 |
『同時変換』とは何ですか。またどのような目的に使用できますか。 |
A2 |
先ずA/D変換について説明します。
一般的な多チャンネルA/D変換の場合、多チャンネルの入力マルチプレクサと1回路のA/D変換で回路を構成しA/D変換に際し入力チャンネルを切り替えながらA/D変換を行います。
この方式はA/D変換が1回路で済むためコストパフォーマンス的には有利です。しかし全チャンネルの変換結果にタイムラグが生じます。
同時変換の場合、全チャンネルにA/D変換回路を用意しサンプリングクロックに従い全チャンネル同時に変換を行うことでチャンネル間のタイムラグを生じすることなく同位相でデータ収集が可能です。D/A変換の場合も同様です。
各入出力の位相差を利用した信号処理には、特に同時変換が重要です。
例えば、多チャンネルの入力信号を基に制御を行う現代制御理論、多入力音声の位相差を基に音源の位置を特定するマイクロフォンアレーなど同時変換が必要になります。
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Q3 |
アンチ・エリアシングフィルタ/スムージングフィルタは用意されていますか。 |
A3 |
別売となりますが音声信号処理用にマイク・スピーカアンプMSPAMP800,制御用にフィルタアンプFILAMP800があり接続は簡単です。
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